商売と景気のよくある話

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僕がいま、サポートしているネットショップの経営者(夫婦)とお話していて、
商売と景気における、「良くあるけれど、良くない話」が出てきたので、書いておきます。

まず社長である旦那さんと、数ヶ月前にお話した時。
前月の売上げが好調だったので、その要因はなんでしょうか?という僕の問いに、

「アベノミクスの効果ですね。お客さんの財布の紐が緩んでいるんですよ」

との答え。

そして先日、その奥様とお話した時。
前月の売上げが不調だったため、同じく「その要因はなんでしょうか?」と尋ねると

「アベノミクスの効果が落ちてきてるみたいですね」

冗談みたいですが、こういった経営者って意外と多い。

実際、政治によって景気がよくなったり、悪くなったりしますし、今回の安倍さんの政策は今までになく大胆で、新聞でもいちいち取り上げられます。ちょっと前には株や為替も動きが激しかったですよね。

世間でも、サラリーマンなどが新聞などのニュースに基づいて、景気がいいとか悪いとか、談義することが多いと思います。

しかし、商売をやっている人が自分の商売の業績について、「政治」や外的要因としての「景気」を持ち出すのはどうか、と思うのです。

まず根本的に自分のビジネスや人生について、自分で責任を持って欲しいです。

僕も昔から、何かあると「人のせい」や「環境のせい」にする傾向があって、気をつけているのですが、自分の中に原因を求める姿勢がない限り、ビジネスも人生も、自分でコントロールできません。

ビジネスをやる上では、景気動向は重要な要素ですが、どうも言い訳に使われることが多いです。

しっかり予測して、為替のリスクヘッジをするとか、まとめて資材を輸入しておくとか、撤退の決断をする、ということが本来の情報の生かし方だと思います。

が、自社の売上げの動向を、結果だけ見て「景気が原因」とするのは、何も解決しません。
だいいち、そんなんじゃ商売をやっていてもつまらないのでは?と思ってしまいます。

売上げを上げるためには、自分でコントロールできる要素を洗い出し、ひとつずつ解決・改善していくしかありません。

例えばメルマガの書き方や、新しいDM、ウェブサイトの改善など、自分に手の届く要因を分析・改善しなければ、前へ進まないのです。

景気が悪くなり、多くのビジネスが不振に陥っている中でも、業績を上げている企業がたくさんある。
その事実をよく考えるべきでしょうね。

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