ソフトバンクが無線ルーター(FON)を無料配布

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ソフトバンクから電話があった。
以前にルーターを配ってます、という内容の留守電が入っていたのだが、同じ件。

せっかくなので、詳しく聞いてみた。

無線ルーター(Wi-Fi)を無料配布する条件としては、

  • ADSLまたは光回線でネットを使っていること
  • 今までに、ソフトバンクからルーターを貰っていないこと

だそうだ。

僕は自分で購入したバッファローの無線ルーターを使っているので、特に必要ないのだ、と説明したのだが、併用すればよいらしい。

ちなみに、契約中のプロバイダについて訊かれたが、ホワイトBBだっちゅうの。
(→yahoo!BBからホワイトBBに乗り換えた件

この無線ルーターは、FONルーターで、設置することで僕の家が基地局になる。
で、ルーターを設置した上で、iPhoneのFONへの接続設定をしておけば、家だけでなく、多くのエリアでFONが使えるようになるらしい。

FONは、例えば喫茶店とかカラオケ屋で接続した記憶があるので、元々無料なんでしょう?どんな意味があるの?

と、意味がわからなかったのだが、どうやら、喫茶店等で契約しているFONのほかに、隠された(?)FONエリアがあって、ルーターを受け取ることで接続できる範囲が広がるらしいのだ。

店にWi-Fiスポットの営業をするのではなく、一般家庭にWi-Fiスポットをバラ撒いてしまおう、という大胆なアイディア。
そういうことなら、なかなか素晴らしい戦略だと思う。

では何故、そこまでして、無線ルーターを使わせたいのか?
オペレーターに訊いてみたところ、

ソフトバンクでは、ドコモさんやauさんに比べて、繋がりやすさの点で優位に立てているとはいえないのですが、是非iPhoneユーザーの方にどこでもWi-Fiが使える環境を提供したいのです。

と、そんな説明でした。あくまでユーザーさんのためなんです、というニュアンスを強調してました。
あまり上手に説明できていなかったので、応対マニュアルにはないのかもしれない。

まぁ結局は、データ通信量の多いiPhoneユーザーが、Wi-Fiを利用することで3G回線の負担を減らしたいのだろう。
ユーザーからしても、出来れば快適なWi-Fiでインターネットが使えたほうが良いに決まっている。

ユーザーにとっても、ソフトバンクにとっても、快適なネット環境が得られるのは素晴らしいことなので、他に下心がなければ応援したいところであるが、やはり素朴な疑問が。

無線ルーターって原価はいくらぐらいなのだろう?

iPhoneユーザーで、自宅でインターネットを使っている家庭はかなり多いと思われるのだが、片っ端から無料でルーターを配ったら、どれだけの投資になるのか。

快適なのは良いけれど、その大胆な投資に見合った見返りが、ソフトバンクにもたらされるのだろうか?

楽しみなところだ。
個人的には、このキャンペーンがうまく行くにしろ、失敗するにしろ、ソフトバンクの大胆さが好きなのだ。

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