人生の目的とは何であろうか?
ということをこの記事では「できるだけ」明らかにしておこうと思います。
私としてはスタンスは決まっているのですが、常に意識していないと流されてしまうので、考えを整理しておきたいのです。
人はなんで生きるか?
多くの人は、いわゆる青春時代に多くの苦しみを抱き、
「僕は・・・なんで生きているのだろう?」
ということを考え、悩んできたものと思われますが、社会人、とりわけサラリーマンともなると、毎日の出勤、
業務、人間関係に翻弄され、立ち止まって、ムムムムム、そもそもワレ、ナニユエニウマレオチタカ?などと
考えている場合ではなくなっているわけです。
フト、
「俺はこんな仕事をする為に、この会社を選んだんじゃない!」
などとタメ息とともに考えることはあっても、
「ホラホラ、ボーッとしてないでさぁ、その書類はやく作っちゃってよ!」
「あ、ハイハイ、えーと、あと5分で出来ます!」
などという会話を交わしただけで、さきほどの怒りとタメ息は忘れ去られているのであった。
・・・というヒトが多いのではないでしょうか?いかがかな。
僕の場合は、概ね以下のような流れでした。
- 幼少時に「生まれなきゃ良かった」とクヨクヨし、
- ハタチ前後で「何故生きているのだろう?」と悩み、
- サラリーマン時代に考えることを放棄し、
- 色々あって不眠になり、”死ぬこと”ばかり考えるようになり、
- 脱サラして、どうやってメシ代を稼ぐか?を考えるようになった。
さてこの中で、生き物にとってどれが最も根本的な悩みか?
というと、まぁ間違いなく5番目でしょう。
おそらくイヌやネコは、「なぜ生きているのかニャ~?」などとは考えない。
しかし、
腹減った苦しいワン。 とか、
どこかで魚をもらえないかニャ?
ということは考えていそうだ。
僕にとって、サラリーマンを辞めた最大の効能は、
最も基本的なことに頭を悩ますようになった、ということなのです。
稼ぐことは、生きるための土台
どうやって稼ぐか?
人が生きていくうえで、カネを稼ぐことは生死にかかわる根本的な問題であるにも関わらず、何故だかカネを追い求めることは悪いことのように思わせる風潮がありますね。日本人には。
まず、この頭に染み付いた考えを洗うことに私は10年近くかかりました。それでもまだ汚染されているような気がしますが(^^;
「カネを稼ぐ=悪いこと」という考えは、ヒトを完全に堕落させます。
- 向上心がなくなるから、精神や文化の進化を妨げます。
- 大きく稼ぐ人がいないと税金が入ってこないから、経済が衰えます。
- 稼ぐ力のある健全なヒトを妬み、経済政策を誤ります。
では、カネを稼ぐことが人生の目的か? というと、ノンですね。
私のようにカネのない人がよく言いますね、「人生カネじゃない!」と。
その通りだと思います。
稼ぐことは生き物の基本性質に近い。稼がないと死んじゃうわけですから。
つまり、カネを稼ぐ、というのは自分や家族や他人が生きるために自然界からモノを奪ったりプロダクトする、ということです。狩猟とか、畑を耕すとか、体の色を変えて獲物に気付かれないようにする、とか、そういうことです。
ここで話しているのは現金のことではないです念のため。
稼ぐことは、生きていくための土台であって、重要だけれど目的ではない。
(僕のように土台さえもままならない、ぬるいヒトも多いですが)
じゃぁ何なのか。
生きていることに理由などないが、目標と目的はあったほうがいい
こんなテーマを振っておいて、ズルい!と思われるかもしれませんが、僕は
生きていることに理由などない
と思っています。
生物であることを超越した、神というような存在を仮定してみて、その神にとっては何かしらの意味があるかもしれませんが。
でも、その「真の目的」なるものを求めてもしょうがない。
しかし、個人的に生きる意味を考える、という行為には意味があると思います。
真の目的などという誰にも判定不能なモノを探すより、個人的な生きる目的を持ったほうが、豊かに生きられるのではなかろうか。
僕の人生の目的は、
セルフコントロールです。
自分の思うように体や心、さらには未来をコントロールすることを目指しています。
自分の体や精神は、自分の思うように動いているように思えて、ほとんど支配出来ていないものです。
たいてい、環境と習慣に左右されています。
習慣というものは、過去の自分が作り上げた便利マシーンですが、やっかいなことに自分が行きたい方向に導いてくれていないことがしばしばあります。
過去の自分の考えや行動に基づいていますが、習慣は無意識下で働くので、現在の自分から切り離されてた存在になっているのです。
このあたりのカラクリをしっかりと意識して、自分をコントロールしつつ、今年1年、具体的な目標に向かって動いていこうと思います。
ではでは本年も宜しくお願い致します。
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