ECサイト、特に商品点数の多いショップサイトの場合、各商品ページや商品カテゴリページのSEO対策はかなり重要になってきます。
先日、メイクショップ※を使った通販ショップで、すぐに効果を発揮したSEO対策についてご紹介します。
そのショップでは主にCDやDVDなど、メディアを扱っており、大カテゴリにCD、DVD、本…
などを置き、サブカテゴリとして音楽ジャンルを設定していました。
しかしそれだと、アーティスト別の検索ニーズになかなかリーチできず、苦戦している状態でした。
MTやワードプレスでは、「タグ」を利用して各キーワードにリーチする方法がありますが、タグはカテゴリごとに整理しづらい問題があります。
今回対策した通販サイトはMakeShopでしたので、仮想カテゴリという機能を利用し、今までリーチできなかったキーワードから、アクセスを得られるようになりました。
※メイクショップ・・・GMOが提供しているECショップ向けASP。ランニングコストの割りに機能がかなり充実しており、個人的にかなりお勧め。
MakeShopのイチオシ機能、仮想カテゴリ
僕が数あるECショップASPの中で、メイクショップを気に入っている理由の一つに仮想カテゴリ機能があります。
仮想カテゴリとは、本来のカテゴリとは別に、同じ商品を、別の切り口でカテゴリ分けできる機能です。
しかも、同じ商品に対して何通りものカテゴリを作ることが出来ます。
この別の切り口で商品を考える、というのが重要で、ランディングページを考えるヒントになります。
アクセス解析を見ると、いくつかアーティスト名での検索ニーズがあるのですが、アーティスト名で分類されたページが存在しないため、検索結果としては、個々のCD紹介ページのどれかがヒットしていました。
そこで、アーティスト別に仮想のカテゴリを設定し、アーティストごとのCD一覧ページを作ったわけです。
逆にサイト設計時に、どうしてアーティスト別にカテゴリ分けしなかったのか?
という疑問が湧いて来ますが、
・リニューアル前のショップASPに、そのような機能がなかった
・ショップ側が、アーティストで分類するという必要性を感じていなかった
ということが挙げられます。
アクセス解析を見て、初めて気付くことも多いですね。
※1.商品点数が多いショップサイトをこれから立ち上げよう、という方でショップASPを利用される場合、MakeShopをご検討されると良いかと思います。→メイクショップへ
※2.導入検討用の資料(パンフ、運用ノウハウDVDなど)が欲しい場合は、お送りしますのでお問合せフォームからご連絡下さい。
ちなみにランディングページとは、そのサイト内において、お客様が初めて到着するページ、という意味です。
特に情報販売(1サイトで1ページ、いわゆるペラページでの販売)を行っている業者では、違う意味で使われていることが多いので注意が必要です。
また、ここで説明しているランディングページ最適化(LPO)とは、特にサイト企画・設計部分の考え方で、サイト内のページ構成やページそのものを、お客さんの行動や、キーワードに対して最適化する、ということです。
検索キーワードに対して最適化するので、SEOの一部でもあります。
具体的なワークとしては、一つの商品に対し、キーワードを羅列します。
多くの切り口から、商品を眺めてみて、新たなページの作成や既存のページの分割、修正に役立てます。
例えば、先ほどのコーヒーの例で言えば、
【味では?】
・飲みやすい ・深い味わい ・苦い ・酸味が強い ・マイルド など
【お買い求めのしやすさ】
・格安 ・訳あり ・お試し ・人気 ・高級品 など
【量では?】
・お徳用パック ・お試しパック など
【産地・ブランド】
・キリマンジャロ ・ブルーマウンテン ・モカ など
その他、マニア、ファン向けのキーワードなど、多くの切り口があると思います。
また、お客さんに直接聞いてみたり、GoogleAnalyticsなどのアクセス解析を利用してキーワードを発掘しましょう。
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