ほとんど反応のない、たった300人のリストから成約したメルマガとは?
今から5年ほど前(2015年頃?)、あるウェブサイトのメルマガ会員にメールを送りました。
実はこのウェブサイトは運用歴は当時で7年と長く、思い入れも強かったのですが、広告以外のインカムがなく、売却を検討していたのです。
売却といっても、サイト規模の割にアクセスが取れていない(=SEOが成功していない)ので、ほとんど値段がつかないと思われました。
そこで、
1) 出来るSEOを施し、価値を上げてから売却
2) 会員数を増やしてから売却
3) 売れる商品を開発し、売れた実績を元に売却
と、売却を出口として価値を高めようと検討していました。
1)は内部構造を見直し、外部リンクの獲得作戦を実行しましたが今のところ効果なし。
2)は、PPCが近道だと思いますが、今は少しでも物販にお金をかけたいので無視。
3)については昨年、お客様アンケートを入り口とした会員制度をつくり、モニターを実施してきましたが、集客がうまく行っておりませんでした。
でも集客さえ回れば、3での収益化が一番大きそうです。
僕は、商品には自信を持っていたのですが、メルマガでもPPCでも売れなかったので、実は商品自体に問題があるのではないか?
とフト考え、
メルマガ会員さんにこんな主旨のメールを送りました。
タイトル 「相談に乗ってください」
「こんな想いで商品作りを行ってきましたが、全く売れないので、商品にこのような問題があるのではないか?と考えています。
しかし、その仮説についても自信がありません。
あなたの気持ちがわからないからです。
そこで、3つの質問にお答えいただけますか?」
・・・
すると、続々とメールが・・・。
メルマガは約5年、用事のあるときに出しているという、ひどい有様でしたので、反応があっても1~2件です。
メルマガを出して、商品が売れればラッキーという感じでした。
しかし今回は、その日のうちに11人から返事が届きました。。。(驚)
11人なんて、数字上は大したことはないのですが、実質、300人程度のメルマガなのです。
お客さんに聞いてしまうのが近道
そのお返事メールで、多くのご意見やご指摘をもらいました。
それだけではありません。
無料モニターを廃止し、初めて商品を有料化したのですが、申込みが1件ありました w
さらに良い商品にするためのアイディアが沸きましたし、同時に、このビジネスの「上限」のようなものも見えました。
僕は当初、この市場でこの商品なら、年商5000万円くらいかな?
と考えていたのですが、かなり甘かったこともわかりました。
まとめ
商売をやっていると、お客さんに弱みを見せたくない、という気持ちや、余計な見栄やプライドを持ってしまいがちです。
でも、そんなプライドを捨ててお客さんと深いコミュニケーションを取ることで、それ以上に大きな情報を得られることがあります。
もやもやしているときは、お客さんに尋ねる。今では当たり前のことですが、当時は心のブロックがあったのですね。
勇気を出してブロックを壊し、マーケットを実感した出来事でした。
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