看板やチラシなどに、
「○○」で検索!
とか、URLを掲載していることがよくあるのですが、
流行りに乗っかって、ありきたりの文言を書いてるだけ!
という会社が実に多いです。
看板にはとりあえず書いたけど、
なんの戦略もなく、ひどい時には
なんの対策もしていない、ということがよくありますよね。
僕は、ウェブの仕事が多い中、
看板の簡単なデザインも請け負ってます。
やはりURLや検索キーワードを掲載する場合が
多いのですが、もったいないなぁ、と感じることが多いので、
記事にしておきます。
チラシや看板などのDTP業界は、ウェブ業界に較べて
古い会社が多いためか、インターネットに関するノウハウを
ほとんど持っていない場合が多いようです。
僕はイラストレーターを使ったデータの制作だけが
仕事なので、指示通りに制作をします。
しかし元々がウェブ屋&マーケッターなので、余裕があれば、
その導線をチェックしたりもします。
本日も看板に指定されたURLにアクセスしてみると…
なんと。
他社サイトにつながるじゃないですか _| ̄|○
ひどい!ひどすぎる!
他社サイトに誘導してどうすんの!
お客様は混乱しますよね。。。
最悪、そちらで申込みしてしまうかもしれない。
URLが変更になったパターン
その会社の場合は、フランチャイズ契約を解除して、
看板等のサインやウェブサイトを全てリニューアルする予定でいます。
しかしウェブの方が後回しになっていたのでしょうね。
新規サイトのURLが指示書にありましたが、
ドメインが取得できるかどうかも確認してなかったようです。
看板の張替え日程も厳しい状況だったので、
僕が指摘しなかったら、そのまま出力されて、
他社の宣伝をしていた恐れがありました(^^;
検索エンジン対策(SEM、SEO)を全くしていないパターン
「○○(キーワード)で検索!」
と、検索窓のデザインとともに、自社サイトへの誘導を促す
チラシや看板をよく見かけます。
僕は、マーケッターとしての興味から、たまに検索してみるのですが、
大企業はともかく、中小企業のほとんどの会社が、
アナログ広告(印刷物)とウェブとの連動に配慮していません。
印刷物だけではありません。
以前、地元FM局のラジオを聞いていた時に、CMの最後に
「引っ越しのことなら、○○で検索!」
という謳い文句がありました。
別に引っ越しは予定してないのですが早速、
スマホで検索してみると、、、
まったくヒットしない!!!笑
検索キーワードの○○というのは、
引っ越しとは全く関係のない、普通は検索されないような
単語だったので、1位を取るのは容易く、狙いは良かった・・・
はずなのですが。
なぜ、対策してないんだ!!!
おバカ!
1ページ目には、一般人の書いた関係ないブログがずらずら・・・
2ページ目にも出てこない。
あれ?
おかしいぞ。
対策しなくても、タイトルタグにキーワードを入れておけば、
少なくとも検索下位にはヒットするはずなのですが?
ということで、企業名指定で検索し直して、
ウェブサイトを見てみました。すると・・・
ラジオのノリノリのブランディングとま~ったく関係のない、
お堅い企業サイトが出てきました。
もちろん、ラジオで検索キーワードとして指定したフレーズも
全く書いてない。
もしや、CM用のLP(ランディングページ)は別に用意してあるのか?
と勘ぐり、思いつくキーワードで色々検索してみたのですが、
まったくたどり着きませんでした。
つまり、こういうことだ。
お金かけてラジオCM作ったけど、
お客さんに来てもらう気がない!
よほど、儲かって余裕のある会社なのでしょうか。
○○で検索!の正しいウェブ誘導方法
せっかくなので、アナログ広告とウェブサイトを結びつけるための
導線の作り方について説明します。
アナログ広告媒体に
「○○で検索!」
と銘打ったならば、
当然その着地点として、ウェブサイトが必要です。
できれば広告専用のランディングページを用意するのがベターです。
その上で、戦略キーワードでSEO対策を行い、
PPC広告を併せて打ちます。
- 専用LPページ
- SEO対策
- PPC広告
○○で検索!
の○○には、
- 誰も検索しないようなお金の臭いのない、一般名詞
- サービスのブランディングのために作った、固有名詞
のいずれかが良いでしょう。
ラジオCMやチラシ印刷、看板などのDTPといった古い業界には、
新しいIT系の企業は参入しにくいのでしょう。
であれば、古い業界がウェブの知識を身につけて顧客にアドバイス
できればいいのですが、難しいようです。
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